12月定例研修会報告

 

【日 時】2018127日(金)19:0021:00

【場 所】かがわ総合リハビリテーションセンター 第2研修室

【テーマ】グループスーパービジョン ~入門編~

【スーパーバイザー】齋中 康人氏(古新町こころの診療所)

【参加者数】20

 

 

  • 研修報告

    今回は、9月定例研修会の続編として、『グループスーパービジョン~入門編~』と題し、齋中氏よりグループスーパービジョン(以下GSV)について学んだ。実際に6名でGSVを受ける方と、それを見学する方とで分かれ、GSVを学ぶ機会となった。

     まず、齋中氏よりGSVについての説明があった。現在自分が考えていること、悩んでいることを素直に積極的に話し、それを周りは傾聴し受容的・共感的に聴く。解決しようとすると方法論になってしまいがちなので、解決しようとしないこともルールとして挙げられた。また、PSWとしてのかかわりや在り方を深め、共に成長していくためのGSVであり、そのためには安心して話すことのできる場でないといけないので、守秘義務もルールとして挙げられた。

     GSVが始まると、各々が現在感じている悩みや、皆で話し合いたいことを話していった。内容こそそれぞれ違っていたが、PSWとしての悩みや葛藤は皆抱えた事のあるようなものであった。その様なことも共有しながら、グループの内の一人が出したテーマについて話し合う事となった。検討が始まり、「当事者に対し出会いの時に自己開示することで信頼を得ることもある」という話や、「自分の支援で当事者の能力を奪ってしまっていないか」という話も出ていた。中でも熱く語られていたのが『PSWとしてのかかわり』についてであった。当事者とのかかわりの中で、どのくらいの人が「何を以てかかわっているのか」という事を意識しているだろうか。『かかわり』に慣れることで『かかわる』ことが当たり前となり、PSWとしてかかわっている意味や意義を考えなくなってしまっているという事はないだろうか。PSWが当事者とかかわる際、PSWも当事者にとっては環境の一つである。PSWや他職種、他者、場所、時間など当事者を囲む様々な環境の中で、PSWが当事者にどう影響を与えているのか、どう影響を与えたいのかを考えるのもPSWだと齋中氏は話す。予期していなかったことが起こってしまった時、何が起こっているのか、PSWがどう影響を与えていたのかを考え自己洞察を深めるとともに、当事者へ「PSWが良かれと思ってしてきたことをどう思っているのか」を聴く事もかかわりの一つであるとも話された。

     GSVでは、守秘義務がルールであり、報告では詳細を掲載することが出来ず、報告者としては心苦しい所ではあるが、今回参加できなかった方も、今後の定例研修会でのGSVにぜひ参加して、実際の空気感や内容に触れて頂きたいと思わせるような研修であった。

                                                                                                                              報告 大杉 真央(大西病院)